August 21, 2018

夏の終わりに

 今年の夏も、まったく凝りもせずに
日本列島を西へ東へと
「青春」と一緒に旅をしています。

しかし今年は、
夏の初めに起こった豪雨の爪痕を
車窓のなかにみることが多く、
『夏の景色』がいままでと全く違うものとして
記憶されていきました。

暑すぎるという暑さも、
そんなに遠くない遠くにいつもある大きくも小さくもない山山も、
その前にいつもあったように、でも凛として存在する田んぼも、

自然をどれだけ理解しなければいけないんだろう

という気持ちで、
でも、きっとその理解の中に、
必要なことがつまっているのだろうと

そんなことを思いながら。

どこまでもどこまでも続く田んぼを眺めて、
「最近、お米を食べていないな」と思いだして、

置いてきた生活の
優先順位をいれかえながらの

旅をもう少し。

暑い夏も終わりそうです。

Text :  IkukoSuzuki

Illustration :  935