今日は、郁子さんと私の出会いについて書いてみたいと思います。
初めての出会いは、仕事関係の飲み会。
黒髪ボブ、そしてブラックファッションに身を包んだ郁子さんは、
“ザ・モードの世界の人”といった感じで、少し近寄りがたい印象でした。
居酒屋の庶民的な空気感と郁子さんの存在感がなんともミスマッチで、未だに初対面のシーンは鮮明に覚えています。
そして座った席は偶然にも隣。
当時、195modèleをスタートさせたばかりの郁子さんから、
「これどう思う?」と作品の感想を求められた私は、
「ファッションのプロに対して、なんて答えよう?!」
と、内心焦っていたのを覚えています。
おそらくこの日は、これが最初で最後の会話だったと思います。
(ちなみに、なんと答えたかは、全く覚えていません……。)
そんな初めての出会いから時は流れ、2回目の出会いは突然やってきました。
私が当時勤めていた会社に出社すると、なんと、目の前に郁子さんがいるのです。
詳しい話は割愛しますが、とにもかくにも同じ職場で働くことになった郁子さんと私。
郁子さんとご一緒したのは、約3ヶ月と短期間でしたが、郁子さんに対する印象は、
「チャーミングな人」へと変わっていたのです。
しかしこの期間で、特別親しくなったわけではない私たち。
まさかこの先、195modèleで一緒に活動するなんて、この時はお互い全く想像もしていないのでした。
……と、ここまで郁子さんとの出会いについて書いてきましたが、詳しく覚えているのはここまで。
この先、郁子さんと親しくなり、195modèleで一緒に活動するに至った経緯は、不思議なほどお互い覚えていないのです。
時には仕事のパートナーとして、時には195スクールの先生・生徒として、そして時には友人として。
とにかく自然に無意識に現在のカタチになったのです。
これが郁子さんと私の出会いのお話……。