195スクール 生徒さんの成長記録 Vol.1

195スクールは「自分の中のホンモノ」をみつけるための、個人レッスン型スクール。
2014年夏から、月3~4ペースで「服づくり」を学び中のAさんの、3年間の成長記録をご紹介します。

 

 

 

 

 

 

–  Aさんより –
「195スクールと自身の仕事」

 私はスクールに通い、仕事面で大きく変化した事がいくつかある。
それは、作り手の気持ちや仕上がりのイメージを第一に考える事だ。
私の仕事、手芸材料屋は出来上がったものを売る商売ではなく、物を作るための素材や材料を売る仕事なので、扱う側の立場にならないと意味がないし、それ以上に知っていないといけない。

 今まで当たり前にしていた業務も、考え方ひとつで変わってくる。
スクールで培った「素材との対話」である。
縫いにくい縫いやすいという事より、どう扱うべきかが重要だと学んだ。
思い描くデザインにはどの様な素材が適しているのか、優先順位を考えて素材と対話をし、扱うべき手段を考え、仕上がりをイメージして作業をする。
そういったお客様の立場になって仕事をすると、自然とお客様からの信頼が出来てくる。
働いていてとても充実感がある。

 作る事から学べること。
お母さんが子供のために洋服やカバンなどを作る。
「お母さんの手づくり」がごく普通に育った私にとって、(今の便利な時代には古くさく見えるかもしれないが)、親子関係や、教育や、自身の感性に通じるものが必ずあると思う。
小さな力かも知れないが、私は仕事を通して家庭での手作りを保全していこうと思う。
強制的な事ではなく、暮らしの中で針を持ってボタンを付ける、簡単なほつれを繕う、雑巾を縫うなど、自然な手作りは消滅してほしくない!と心から願っている。

 特別上手な物を作る事が大切なのではなく、大切な家族のため必然的に手作りをする生活を大事にしたい。

 物を買って壊れたら捨てるという今の主流を少しでも変えていきたい。
それは、物流の流れを変えたいという大きな野望とかではなく、大切に物を扱い、物に敬意を示す事、とてもシンプルな考えだ。
それも、手作りから学ぶ事が出来ると思う。

 そして環境の為に、ほんの僅かでも意識して生活をしていきたい。

 “愛情から環境まで、スケールの大小に関わらず学べるスクールだった。”

 今後は、簡単な手芸から本格的な仕立てのお客様まで、幅広く受け入れられる仕事をする意味があると思う。
195スクールで学んだ事を活かし、私の仕事をしていく。
実践して伝えていく。

 

 

 

– 195SCHOOL –

「自分の中のホンモノ」をみつけるための、個人レッスン。
カリキュラムやスピード、目標の位置や捉え方、生徒と195が一緒に確立していきます。

http://195modele.com/service/school/